2013年4月11日更新

今話題沸騰、〝もうひとつの〟新ルーヴルと、ルノワールが愛した初公開の小さな村を訪ねて

旅先には、訪ねるべき「旬」というものがあります。そのタイミングで訪れると、そこに大きなうねりや独特の空気感があって、感慨や喜びが増幅されるような気がするのです。今夏、それを北フランスで味わうことができそうです。現地からうれしい情報が入り、フランスへ飛び、今年ぜひ皆様に見ていただきたい場所を訪ねてきました。

行くなら今。
脚光浴びる、ルーヴル美術館分館


世紀美術館を設計したといえば、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、先日NHKの特集でも取り上げられた、世界から注目を浴びている建築家ユニットです。

番組の中でルーヴル分館の館長が述べていましたが、ここでは桂離宮のように内の部屋と外の庭園とを広い廊下と縁側でつなぐ半開放的な感じが再現されており、それが良いとのこと。1票差で敗れたイギリス人の建築家ザハ・ハディド(建築界のノーベル賞プリツカー賞を2004年に女性として初めて受賞したバグダッド生まれの建築家。ちなみにSANAAは2010年に受賞)はダイナミックな構造設計でコンペに臨んでおり、日本人的な空間感覚が選ばれたのはうれしいかぎりです。

さて展示作品に話を戻すと、オープンに合わせた作品群はかなり気合が入っています。古代エジプト、ペルシャ、古代ギリシャ・ローマの有名彫刻・レリーフがずらり。私が気に入ったのは、スーサで発見されたダレイオス一世時代の色鮮やかなレリーフ。そして古代ローマ時代のミトラ教のレリーフとカルタゴのモザイク。派手で有名なものの間にあって目立たないけれど、実に貴重で価値の高いものです。

絵画も秀逸で、「これを持ってきたの?」と思ってしまうほどのラファエロの貴族の肖像画も展示されていました。その師匠ペルジーノが得意とした『聖セバスティアヌス』も、ボッティチェリ、エル・グレコ、レンブラントも並んでいてびっくり。個人的にはやはりルーベンスがお気に入りです。ツアーで訪れる7、8月は彼の特別展も開かれる予定だそうで、ますます楽しみが膨らみます。そして極め付けはドラクロワ。なんと作品は『民衆を導く自由の女神』です。こんな作品まで……と思いましたが、まさにこの美術館の未来を導く道標として捉えていたとしたら、そのセンスの高さには驚嘆します。

熱心な観光客もすでに多く訪れていて、駐車場にはベルギーのナンバープレートも見かけました。ゆったりした空間なので、子ども連れも多く、家族で本物の美にふれる風景もまたいいものでした。観光局も張り切っていて、夏の企画へ向け、いろいろと準備してくれるとのこと。まさに今が訪ねる「旬」だと思います。
 
ポンペイを思わせるフレスコ画。色鮮やかで見入ってしまいました
館内はすっきりとしていて、光の射し込み具合もちょうどよく、鑑賞しやすいです。外のお庭もぜひぶらりと散策してください。とても気持ちのいい空間です
[左] ミトラ教のレリーフ。なかなか見ることのできない貴重品です [右] ドラクロワの作品はこの美術館の未来を予感させます。点数を絞って良い作品をじっくりと鑑賞するのもまたいいものでした
穏やかな水の流れと素朴な風景。ルノワールの愛した風景が今もここに残ります
ルノワールが密かに愛した村。
エッソワ村がいよいよ初公開


ルノワールというと、東京丸の内の三菱一号館美術館で開催されていた「奇跡のクラークコレクション」で、22点のルノワールが日本初出品ということ で話題でしたが、彼の温かみのある絵はお好きな方も多いのではないでしょうか?ルノワールというと南仏のイメージが強いですが、実は彼が愛してやまなかった村がシャンパーニュ地方にあります。それが、エッソワ村です。

なぜその存在がこれまでほとんど知られることがなかったか。実はこれが謎なのです。この村は彼の奥様の故郷なのですが、ルノワールはしばしば夏をここで過ごしています。ただそのことは文献には詳しくは出てきません。もしかすると、家族を大切にしたルノワールのこと、家族との思い出の場所は知られずにそっと過ごしたい、そう思っていたのかもしれません。

ルノワールの墓は南仏のカーニュではなくここにあります。子孫の協力を得て、ようやくこの村にルノワールを偲ぶ施設が完成し、彼が愛してやまなかった村の散策を楽しむことができるようになりました。村にはルノワールの描いた絵のレプリカが実際の風景の前に飾られているのですが、驚いたのはオルセーにある絵画がそこにあったのです。
 
充実の内容でルノワールの生涯を伝える本格的な博物館
オルセーにある『草原の坂道』の原風景の前には、ルノワールの作品のレプリカが。本当にそこで描いたかのようです
「CHEMIN MONTANT DANS LES HAUTES HERBES」と題されたその絵は、優しい草の緑が印象的で、どこで描かれたとはひと言もふれられておらず気になっていた絵だったので思わず、ハッとしました。そして、ルノワールはオランジュリーにある『ピアノを弾く娘たち』を売ってエッソワ村に終の住処を得たそうで、熱く語る観光局の方の話を聞いていると、ルノワールの物語に引き込まれていくようでした。
ツアーで訪れる7、8月は草の緑も美しく、空も青く晴れ渡り、さぞかし気持ちいいだろうと思いながら村を後にしました。帰国したその足で、思わずクラークコレクションを見に行ってしまいました。

ツアーでは、戦禍に遭わずに残った木骨組みの美しいトロワや、アールヌーヴォーやバロックで有名な芸術都市ナンシーも訪れます。ブドウ畑の緑の美しい夏に、爽やかなシャンパーニュ地方をドライブするのも楽しみです。夏の新しいフランスの旅にぜひご注目ください。

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