2015年9月25日更新

マヤの意匠・色彩が残るグァテマラへ 

色彩豊かな民族衣装をまとう人々が暮らしています

今回は、グァテマラの旅2コースを特集!ツアーの詳細はこちらから
グアテマラ彩色紀行【9日間の旅】
ティカル遺跡とグアテマラ・ホンジュラス【13日間の旅】

メキシコと国境を接する中米の国グァテマラは、未だに謎に包まれたマヤ文明の文化圏にあります。時にはメキシコのテオティワカンと覇権を競うほどの強大な国家を興しながら、1697年、最後のマヤ国家、グァテマラのタヤサルが陥落するまで、その伝統文化を守り続けたという、いわば最後までマヤであり続けた国でもあります。

そのため、グァテマラと聞いて、真っ先に思い浮かぶのはやはりマヤ遺跡ではないでしょうか。最大の規模を誇るティカルをはじめとする古代文明は、確かにこの国の最大の見どころといえるかもしれません。

一方、南部の高原地帯に目を移すと、世界遺産に登録されるコロニアルシティがあったり、色鮮やかな民族衣装に身を包んだ人々が暮らしていたりと、彩りに溢れたこの国のもうひとつの魅力に出会うことができます。マヤの伝統的な色彩と意匠に基づいたカラフルな色合いが特徴で、そこにはマヤ人の世界観や宇宙観までが込められているという、壮大なものなのです。世界の国々の中には祭事において伝統衣装で着飾る場面がよく見られますが、グァテマラの人々は日々伝統を身にまといながら暮らしているのです。これがグァテマラ最大の魅力といっていいでしょう。
 
民族衣装の色彩はマヤの宇宙  

グァテマラの民族衣装は赤、白、黒、黄、緑の5つの基本の色があり、それぞれ左記の順に東、北、西、南、世界の中心、さらに北は天井、南は地下という三次元的な意味合いもあり、この5つの色をまとうことは宇宙をまとうことでもあるのだそうです。  

民族衣装はこの色彩をベースに、さらに部族ごとに多様な色で織られて刺繍が施され、その種類や組み合わせは実に多様です。

このカラフルな民族衣装を着た人たちが一斉に集まるのが市場。グァテマラの市は今でも村ごとに農産物を持ち寄る物々交換が主流で、新鮮な野菜や花などが並ぶ市場に、カラフルな衣装を着た人たちが集まる様子はまさに色彩の洪水ともいえる、鮮やかな世界です。  

ツアーではこの市場に人々が集う光景をぜひともご覧いただこうと、アティトラン湖周辺にある火曜市の開かれるソロラ村、木曜市の開かれるチチカステナンゴ村、サンチャゴ・アティトラン村の市を訪ねるほか、染色の村に立ち寄ります。これらの村はアティトラン湖をボートで遊覧しながら訪れます。湖のほとりにそびえる山々の風景も村の賑わいに〝色〟を添えますので、自然と人々が一体となってのグァテマラならではの絶景を、ぜひお楽しみください。

世界遺産の古都アンティグア

グァテマラの中でも鄙びた中世そのままの家並みや教会が今も残っているのがアンティグアの町です。この町の造りはスペイン殖民都市の典型で、町の中心に広場があり、その周りを大聖堂や総督府などの建物が取り囲み、通りには石畳の道が碁盤のように敷かれています。
中央にあるのは、アンティグアのランドマークの時計台。奥のアグア山も美しいです
エルマーノ・ペドロ教会

16~18世紀にかけて建てられた家並みは当時のままの造りで残っていて、カラフルな色彩が非常に印象的です。また、スペイン人が入植してきた当初、植民地化を進めるうえでカトリック教会の大きな財力を利用しているので、町の中には数多くの教会が残っています。コロニアルな町並みと、そこを行き来するカラフルな民族衣装を着た人々の姿は、エキゾチックな風情たっぷりです。

アンティグアは、1543年、スペインが造った都で、スペインのサンチャゴと同じようにその聖人の名がつけられていました。以来230年間、1773年に至るまで、首都として繁栄しました。アンティグアという言葉は、アンティークに由来し、正式にはこの町は「アンティグア・グァテマラ」、つまり「古きグァテマラ」という意味です。大地震によって崩壊し、首都が現在のグァテマラシティに移された後に、古都への懐旧を込めて名づけられました。首都としては棄てられた地であるがゆえに、かえって16~18世紀のコロニアル風の町並みがそのまま保存され、1979年には世界遺産に登録され、今やグアテマラ随一の観光都市となっています。

民族色薫るパナハッチェル
左:展望台からのパナハッチェルとアティトラン湖 右:パナハッチェルを囲む山々

グァテマラ西部、標高約1500メートルの高原に横たわるアティトラン湖。その北にパナハッチェルは位置します。この湖の周辺は今でも独自の文化を色濃く残す先住民が暮らしているところで、パナハッチェルを散策すると、カラフルな民族衣装を纏った人々、アティトラン湖で体を洗う子どもたち、湖で洗濯する先住民の様子を目にすることができます。中米ののどかな雰囲気、地元の人々の暮らしぶりを感じられる町です。

チチカステナンゴの木曜市
チチカステナンゴの市に集まる民族衣装を着た人たち。刺繍の模様も多様です
チチカステナンゴの中心サント・トマス教会

グアテマラの伝統社会では、手織りは専門職ではなく日常生活の一部。女性は小さい頃から母親が織物をするのを見て育ち、自分たちも5歳くらいになるとごく自然に簡単な図柄から機織りを始めます。作業は家事、育児、農作業などの合間を縫って行われ、手馴れた女性でもウィピル(上着)1枚分を織り上げるのに1、2カ月かかります。

そんな彼女たちの社交場である市場が開催されるのが、チチカステナンゴという小さな町です。普段は素朴で静かな町なのですが、市場が開かれる日はがらりとその様相を変えます。早朝から、手作りの風呂敷に野菜や日曜品、織物を詰め込んで、近郊の人が続々と集まります。町の中心広場から溢れて通りにまで広がる市場は、原色に溢れています。

ここで織物を買う際に重要なのは、気に入った模様があったらその場で決断をするということ。手作りの織物にはひとつとして同じものがないからです。身振り手振りで値段を交渉するのも楽しみの一部。もちろん、何も買わずにただ見ているだけでも楽しいものです。

大半の女性は商売そっちのけで、おしゃべりに花を咲かせています。子どもたちはそんな母親から離れ、店先ではしゃいでいます。歩くのもままならないほどの人混みと喧騒に圧倒されながらも、彼らのたくましさと素朴さにふれるひとときです。
 

ツアー2日目の特別プログラム

イシチェル民族衣装博物館(グァテマラシティ)にて
マヤ文明研究家 児嶋英雄先生のお話しを伺います。


グァテマラの民族衣装、そしてマヤ文明研究家でグァテマラシティ在住の児嶋先生に、民族衣装に込められた世界観や伝統、色彩などについてのお話を伺います。この国の文化への理解がいっそう深まることでしょう。

プロフィール:
1938年新潟市生まれ。大学卒業後メキシコやグァテマラへ渡り、マヤ族の染織ならびに民族衣装の染織を中心とした民族工芸の研究を続け、18年に及び収集したグァテマラの染色品が大阪の国立民族学博物館に収められる。JICAの専門家として藍染め指導に携わるほか、天然染料に関する世界会議にも参加。4年前に日本政府から外務大臣表彰を受ける。現グァテマラシティ在住。メソアメリカの民族衣装、染色研究における第一人者。


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グアテマラ彩色紀行【9日間の旅】
ティカル遺跡とグアテマラ・ホンジュラス【13日間の旅】
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