2015年12月21日更新

ナイル源流スーダン・幻のキリスト教国エチオピアへ

本年4月、成田空港とアジスアベバを結ぶ、エチオピア航空の直行便が就航しました。ワールド航空サービスでは、さっそくこの新路線を利用し、エチオピアの旅を発表したところ、追加設定させていただくほどの好評を頂戴しました。

これを受けて来年3月の乾季の旅行シーズンにも、この直行便を使ってエチオピアの旅をおつくりしました。ツアーでは、エチオピアだけでなく隣国のスーダンも訪ねて13日間の旅程に。エチオピアまで容易に足を延ばせるこの機会に、両国を一緒に訪ねてみたいという方にはうってつけの旅といえます。
 
ツアー担当:信濃貴宣
ナイル河を遡った先に何があるのか……

下流から遡ること1300キロ南方地点で青と白のナイル河が合流するスーダン、そして青ナイルの源流エチオピア。この2国を巡るとき、かつて人々が抱いていたであう、ナイル河の先への憧憬が自分の中にも沸き上がってくるような、大きなロマンを感じます。

2国の文明の礎となっているのは、ナイル河だけではありません。ツアー中に目にするピラミッドやオベリスクからは、遠く離れたエジプトに文化的な憧れを抱いていたことが伺えます。

エジプトという大国に影響を受けながらも、独自の文化や習俗を貫いてきたスーダンとエチオピア。そして長い歴史の中で、エジプト神、キリスト教、イスラム教文化が交錯し合い、独自の文化が築き上げられてきました。ツアーの設定は来年の3月です。13日間かけてゆったりと2国の魅力に出会ってみませんか。
(ツアー担当:信濃貴宣)


今回は、まずはスーダンから、旅のポイントをご紹介します。

3月18日(金)発
ナイル源流 スーダンピラミッドとエチオピアの旅
カリマの古代ピラミッド群
ナイルの源流スーダンには、 青空と砂漠のまばゆいばかりのコントラストの風景が広がります。 エジプトとは違い、まだほとんど手つかずの古代ピラミッドが遺るスーダンの旅は今が行き時です
首都ハルツームで青ナイルと白ナイルは合流します

かつて1000を越えるピラミッドが建設された地
スーダンの遺跡を、独占した気分で楽しむ


スーダンという国名は耳にしたことがあっても、アフリカのどこにあって、何があるのかはご存じない方も多いかもしれません。

アフリカ大陸で最も広いこの国は、エジプトの南に位置しています。エジプト南部のアブシンベル大神殿を訪問された方は多くいらっしゃると思いますが、そのアブシンベルからスーダン国境まではほんの数十キロです。

また、エジプトでナイル河クルーズを体験された方の中には、この先のナイルはどうなっているだろうと思われた方も多いでしょう。スーダンの大きな見どころとして、あの大文明を育んだ大河ナイルの合流点が首都ハルツームにあります。赤道直下のビクトリア湖から流れこんでくる白ナイル、エチオピアのタナ湖から流れてくる青ナイルの2つのナイルが、ここで合流して、エジプトへ流れていくのです。  
夕焼け色に染まるピラミッド群

また、スーダンはかつて古代クシュ王国が栄えた地です。クシュは長らく古代エジプトの植民地でしたが、紀元前7世紀半ばには、逆に古代エジプトを占領し、隆盛期にはアフリカの4分の1をおさえるまでになった強国でした。

古代エジプト文明の影響を受けたこともあり、スーダンには鋭角的で(角度は60度)、スマートなピラミッドがたくさん点在しています。 地中海世界と内陸アフリカを結ぶ、東のアフリカ大陸の十字路であり、ナイルの源流に息づく文化の魅力が詰まったスーダン。貴重な世界遺産の遺跡群やピラミッド群を、貸し切り状態で訪ねてみませんか。

【注目の宿泊体験】
5日目のメロエでは、テント風のキャンプに宿泊。
時間の経過とともに、遺跡の表情を味わう。
メロエで宿泊「テンテッド・キャンプ」。朝日に輝くピラミッド、夕暮れ時のピラミッドのシルエットなど様々な遺跡の表情をお楽しみください。

メロエでの宿泊は、砂漠の中に建つテント風のキャンプになります。壁が布でできているということ、部屋ごとに、シャワーとトイレが部屋の外にあること以外は、普通のホテルとさして変わらず快適に過ごすことができるでしょう。  

スーダンの日中は日射しが強いものの、夜になると急に涼しくなります。またこのキャンプは、砂漠の真っただ中にあるため周囲に光源がありません。天候に恵まれれば、夜は月や星が美しく眺められることでしょう。
 

旅の後半はエチオピアへ

エチオピア正教会の神父。独特の威厳を醸し出しています
旧約聖書に登場する、伝説のシバの女王とイスラエルのソロモン王との間に生まれた子どもが、メネリク一世としてエチオピア初代皇帝に即位したのが紀元前10世紀頃といわれています。以来3000年にわたり、エチオピアは独自の文化を育み続けてきました。

最もよく知られているのは、4世紀から信仰されているキリスト教文化。一枚岩をくりぬいて作られた11の岩窟教会が並ぶラリベラは世界遺産の冠がふさわしく、世界中の建造物を見渡しても必見といっていいでしょう。

また、暦が違って13月があったり、日の出の朝6時を0時とするエチオピア時間があったりと、まさしく時の流れが異なる、驚きと魅力に溢れています。アジスアベバから北部のアクスムにかけては高原地帯が広がり、年間の平均気温が16・6度(アジスアベバ)というのも、アフリカの暑いイメージを覆してくれます。

スーダンからエチオピアに入ると、周りの自然環境も大きく変わります。砂地の広がるスーダンに対し、エチオピアではユーカリの木々が林立する姿や、岩場の荒涼した雰囲気など、また違った風景を楽しむことができるでしょう。

アジスアベバで1泊した後、
ツアー7日目に肥沃なナイル河の源流・青ナイルの滝へと向かいます。

毎年一定時期に氾濫するナイル河が支えた古代エジプト文明ですが、それはモンスーンの間、エチオピア高原に降った大量の雨が豊富な養分とともに青ナイルに流れ込み、ゆっくりと各地域で氾濫を起こしながら下流に流れていったためです。青ナイルは、まさにエジプト古代文明繁栄の礎といえるもの。迫力ある景観をお楽しみください。

17~19世紀にエチオピアの首都となったゴンダール。

ゴンダールでは、約200年の間に王の座に即いた6人の王が、王宮や宮殿を建立していきました。まるでヨーロッパのお城のようなゴンダール王宮の周りには、ムスリム居住区、ユダヤ人居住区など計算された街並みが造られており、ここでもまた高い建設技術と計画性が見られます。

また王たちは、イスラムへの脅威から国教であるエチオピア正教を守る砦として、教会も数多く建設しました。デブレ・ブラハン・セラシエ教会もそのひとつです。ここは、羽が顔に生えた黒い天使が天井画に描かれていることでよく知られています。ヘロデ王によって斬首された聖ヨハネが、その後も首だけで飛んでいき伝道活動を続けたという逸話に基づく天使ですが、エチオピア聖教の芸術性の高さを物語るものとしても必見です。

キリスト教の信仰を守り続けたエチオピア。
世界遺産ラリベラの岩窟教会をはじめ、アフリカで独自に発展したキリスト教文化に出会います。

1187年にエルサレムがムスリムによって占領され、聖地への巡礼が叶わなくなったため、信心深いラリベラ王が「第2のエルサレム」の建設を決意し、造られたのがラリベラの岩窟教会群です。写真は最も有名な聖ゲオルギス教会ですが、これ以外に11の教会と礼拝堂があり、建設技術の高さと篤い信仰心に胸を打たれます。地下に向かって、岩を掘り削って造られた教会の姿は非常にユニークなもので、一度はご覧いただきたい世界遺産のひとつです。

(※)聖ゲオルギオス教会について、『WORLD旅のひろば』2014年3月号』で特集ページを組んでいます。
世界の古寺巡礼「エチオピア ラリベラの聖ゲオルギオス教会」

エチオピア高原の北部に位置し、
アラビア半島との交易で栄えた古代アクスム王国。
左上・右:アクスムにはオベリスクが点在しています。 左下:アークが納められているといわれる、アクスムの聖マリア教会

アクスム王国(紀元前後から9世紀頃まで、エチオピアで繁栄したキリスト教国)は、キリスト教を国教とした最盛期には現在のスーダンやアラビア半島のイエメンまでを支配し、繁栄していきました。象牙や香料を中心とした交易で最も栄え、古代ローマに匹敵する広大な領土を治めていたといわれています。失われたアーク(聖櫃)を所持するとされる教会や4世紀前半に建てられたオベリスクなど、かつての強大な王国の栄華が感じられます。

エジプト神、キリスト教、イスラム教とその攻防が繰り広げられた地は実に奥が深く、この地への旅は単に2国を訪ねる以上のおもしろさを秘めています。来年の3月、スーダンとエチオピアを一度に周遊してみませんか。

3月18日(金)発
ナイル源流 スーダンピラミッドとエチオピアの旅
 
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東京支店
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営業時間 午前9:30~午後6:00
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