2016年4月18日更新

今訪ねたい旬の国 幸福のブータン

国際空港のあるパロには、ヒマラヤ山脈の間をぬって到着。町からも冠雪のヒマラヤが望めます
 
ヒマラヤの懐で急がず、緩やかに歩む国

「幸せの国」ブータンの国づくりには、インドと中国という大国の狭間の小国という「身の丈」をしっかりと捉えた、着実な歩みがありました。ここではブータンという国のあらましと、日本との関係をご紹介しましょう。  

ブータンは中国とインドの2つの大国やネパールと国境を接する、ヒマラヤ山中の国。九州とほぼ同じ国土は海抜240~7541メートルに位置し、熱帯から万年雪に覆われた高山までという多様な気候と風土があります。そこにチベット系やネパール系、山岳少数民族などの人々が暮らす多民族国家で、チベット系仏教を国教としています。この仏教は礼儀作法や習慣など生活すべての礎となっています。

ゆっくりと進める国づくり
ユニークな法律も  


歴史的にはブータンの統一王朝は17世紀に一時誕生したものの、それ以後は地方豪族が割拠する時代が続き、現在の国王家が誕生したのは1907年のことでした。初代および第二代国王は当時英国による周辺諸国の植民地支配や二つの世界大戦のなかで独立を維持すべく、実質鎖国政策を敷きます。方向を転換したのは1952年、第三代国王の時代で、1971年に国連に加盟するとともに、王政から立憲君主制への移行に着手。この政策は第四代、第五代国王に引き継がれながら、2008年に初めて国会が召集された、「古くて新しい国」です。


ブータンの歴史についてはこちら
幸福の王国 ブータンの歴史(旅の百科繚乱)


ブータンを語るときに使われる「経済的豊かさ(GNP)よりも心の豊かさ(GNH)」という言葉は第四代国王によるもので、以後ブータンは近代化を急がず、独自のペースで国のアイデンティティを保ちながら、国づくりを進めています。民族衣装(男性は「ゴ」、女性は「キラ」)の着用や建築物はすべてブータン様式にするという法律もその一環です。また乱開発を防ぐため、国土の森林の割合は60%とするといった独特な法律もあります。これはこの国の豊かな自然と伝統的な景観を守り、結果的にそれがブータンの観光の魅力のひとつにもなっています。
民族衣装「キラ」を着た女性たち
学校へはスクールバスで
日本とブータン国交30周年
先人の築いた功績と良好な関係  


ブータンは親日的な国として知られており、今年は日本とブータンが1986年に正式に国交を結んでから、30周年に当たります。しかしそれ以前の1960年代にブータンに赴き、農業発展に尽力した西岡京治氏の功績は尽大なもので、ブータンとの関係を語るうえで、氏の存在は欠かせません。

西岡京治さんについてはこちら
ブータンの農業の父 ダショー西岡の遺したもの(旅の百科繚乱)

そればかりでなく、ブータンには着物に似た民族衣装や米食の文化など、日本人にとって親しみを覚える点は多く、いくつもの峠でつながれた山並みとともに広がる農村の風景は、どこか懐かしさも感じられます。  

「幸せ」と一言でいうと、なんとも漠然とした感じがありますが、それは人の心から生まれるもの。「幸せの国」と呼ばれ、そこで暮らす人たちとのふれあいを通してこそ、その「幸せ」の姿が私たちの心にいっそう響いてくるかもしれません。ぜひブータンを訪れ、ご自身で感じてみてください。
パロ

人々の笑顔に会えるブータンの町と村

ブータンを訪れた人に国の魅力を問うと「人の魅力」という答えが必ず返ってきます。歴史的なゾンや寺院が佇むのどかな風景の中で暮らす人々とのふれあいこそが、ブータン観光の最大の魅力といえます。ワールド航空では「心の旅」として民家や学校訪問などを通した人々とのふれあいを、旅のテーマに据えています。自由時間の散策もぜひお楽しみください。そして一般的なツアーではまだほとんど訪れない、聖地ブムタンへもご案内しています。

パロ
旅行者の玄関口


ブータン西部に位置する唯一の国際空港のある町で、外国人旅行者にとっては空の玄関口です。かつてはインドとチベットを結ぶ街道の要衝のひとつでもありました。  

パロ谷に沿って流れる川のほとりに約1キロにわたって集落が広がる地域が町の中心で、川の対岸には水田が広がります。町の中心に建つパロ・ゾンは、その起源は 15世紀頃に遡る由緒あるものです。  

ブータンの主要な観光地である、断崖 絶壁の山中に佇むタクツァン僧院もパロを拠点に訪れます。この寺院には8世紀にブータンに仏教を広めたとされるグル・リンポチェ(パドマサンバヴァ)にまつわる伝承があり、そのため国の人々の篤い信仰を受けている聖地のひとつです。国立博物館には仏像や曼荼羅、金属の細工、民具などが見られるほか、出口側の展望台からはパロ谷とパロ・ゾンが一望できます。パロの北側にあるキチュ・ラカンは由来は7世紀に遡るブータン最古の寺院といわれています。パロの丘には西岡京治氏の功績を讃える仏塔・西岡チョルテンがあり、市場などでは季節の野菜とともに人々ののんび りとした姿が見られます。民家訪問では家族の笑顔に囲まれながら、ブータンの人々の生活を通して「幸せの国」にふれてみ てください。
ティンプー
ティンプー
歴史的なブータンの首都  


標高約2400メートルにあるブータ ンの首都で、人口は約10万人。本格的な町づくりは1960年代から、ブータンらしい緩やかさで進められています。とはいえ、町の規模としては中心地の広さは南北2キロほど。中心を貫く目抜き 通りノルジン・ラムにも信号機はありません。のんびりと、時には脇道を覗きながら散策が楽しめる規模です。車が走り民族衣装を着た人々が歩き、道の両脇にブータンの伝統建築の建物が並び、しかし内部は明るく洗練された店舗……というのも、この国ならではの魅力です。近年スーパーマーケットや、郊外にはショッピングモールなども登場していますので、覗いてみるのも一興でしょう。  

町の中心であるタシチョ・ゾンは国の政治・宗教を統べる建物。中央郵便局に立ち寄り、その美しさで知られるブータンの切手を見てみるのもいいでしょう。民族博物館は伝統的な様式の農家を改築した建物で、建物ともども仏具、農具などを通して農民の生活文化にふれられます。伝統技芸院は仏画、彫像、刺繍などの伝統芸術の学校で、観光客も見学ができます。僧院の学校訪問では少年僧たちのまじめに学びながらも、普通の子どもらしい姿を通して、この国の人々の心に広く染み渡る仏教精神の姿を見ることができるでし ょう。
ウラ谷で出会った子どもたち
ソバの花が咲く田園風景
ブムタンと4つの谷
ツアーはまだ少ない山間の聖地  


ブータンの旅は8割以上がパロやティン プーを訪れるもので、中央ブータンへと足を延ばすツアーはまだ多くはありません。それはいくつもの峠を長い時間をかけてバスで越えてゆくという不便さがありました。しかし近年航空路線が整備され、この地方へも訪れやすくなりました。

ブータン中央部の地方ブムタンはブムタン川に沿ってチョコル、チュメ、ウラ、タンの4つの谷が集まる地域です。8世紀に最初に仏教が伝わった地として、以後長きにわたってこの国の精神的・宗教的な中核を成してきました。そのため数々の古刹や史跡、聖人にまつわる伝承が残ります。地理的には標高2500メートル以上の高地ゆえ稲作に向かず、ソバやジャガイモなどが栽培されています。ソバ畑と針葉樹の緑、その背後にそびえる冠雪のヒマラヤはブムタンを代表する景観です。  

中心となる町は比較的低地のチョコル 谷にあるチャムカルです。クジェ・ラカン はこの地に仏教を伝えたとされる高僧パ ドマサンバヴァゆかりの寺院で、パロのタ クツァン僧院と並ぶ聖地となっています。 ジャンパ・ラカンは7世紀にこの地域を治 めた王ソンツェン・ガンポゆかりの寺院と される由緒ある建物です。チュメ谷もま たブムタンのなかでは低地にあり、のどか な農村風景が広がります。  

タン谷はブムタンの東、最奥の地。ブ ムタン南部のウラ谷はかつて遊牧民の冬 の居留地で、谷から山の斜面にかけて牧 草地と畑が広がるという、伝統的な農村 集落の景観で知られます。
プナカ・ゾン
プナカ
かつての冬の都  


ティンプーからドチュ・ラ(ラは峠の意 味)を越えた、標高1350メートルに位 置する町。ブータンでは温暖な気候で、 サボテンなども見られます。この国では かつて冬と夏に都をより気候のいい地へ移 す慣習があり、プナカはその暖かさから、 首都がティンプーに定まる前までは冬の都 でした。町の中心にあるプナカ・ゾンは1 7 世紀のもので由緒あるものです。  

新市街にあるクル・タ市場では、パロや ティンプーでは見られない野菜も並んで います。ここでは民族衣装の着付け体験を通して、 人々とのふれあいが楽しめます。 日本の着物とどこか似ている民族 衣装を身に着けることで、この国がいっそう身近に感じられるかもしれません。


幸福の王国 ブータン心の旅

空路で飛ぶ中央ブータンとパロ、ティンプーの旅
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