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チャイコフスキー国際コンクール優勝者たちの熱演を聴きに

2012年4月25日更新

 

チャイコフスキー国際コンクールの優勝者たちによるガラコンサートに出かけた。新しい若き才能に会えることにワクワクしながらとても楽しみにサントリーホールの席に着いたが、期待どおりの素晴らしい演奏だった。

チェロのアフナジャリャンはアルメニアの首都エレバンの出身。ソ連時代にコーカサス縦断の旅で訪ねた懐かしい町で、ノアの箱舟が辿り着いたというアララット山を望む、とても気持ちの良い地方都市だった。あそこからこんなにすごいチェリストが生まれたことに驚きながら聴いていたが、表情豊かな、という言葉では表せないほど、曲に没入し、まるでその中を夢遊してでもいるような演奏スタイルで、こんなチェリストは見たことがない。素晴らしい情感、素晴らしい熱演。

ピアノのトリフォノフも同様の熱演で、ショパンのエチュードは大絶賛だったが、私にはドビュッシーの『映像』の演奏が彼の才能を最も感じさせるものと強く印象に残った。

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