2010年8月27日更新

川谷眞佐枝さんを招いて、ミントティーも楽しむ モロッコ 旅の集い

世界のお茶事情に詳しい、川谷眞佐子さん。手にされているのは、左下写真に写っている白い塔のような砂糖を砕くハンマー
エキゾチックという言葉がぴったりのモロッコ。アフリカ大陸の北西端に位置し、ジブラルタル海峡をはさんでヨーロッパ大陸とはわずか14キロの近さです。そのためこの国はもともとから住むベルベル人の文化にアフリカ、アラブ、イスラム、そしてヨーロッパの文化が溶け込み旅人を虜にする魅力に溢れています。

その中でも、今回ぜひともご紹介したいのがモロッコの食事と飲み物。8月25日に、ワールド航空サービス内の日比谷サロンで開いたモロッコの「旅の集い」に、川谷眞佐枝さんをお招きしてモロッコの様々な食文化についてお話をいただきました。

川谷さんは、川谷ティースクールや悠遊ティークラブを主宰され、NPO現代喫茶人の会副理事長でもあります。モロッコの食文化についても造詣が深く、当日はモロッコでは国民的な飲み物となっているミントティーの淹れ方の実演や試飲も含めてお話しいただきました。
川谷さんがこの日のために用意してくれた、ミントティーの材料一式。ミントの横の黒く見える粒が「ガンパウダー」と呼ばれる緑茶
日本人の舌にも合うモロッコ料理

川谷さんによると、モロッコ料理の特徴をひとことで言えば、「ハーブとスパイスをたっぷりと使った辛くないエスニック料理」ということになります。鶏、羊、牛などの肉やイワシ、ヒラメ、イカ、カキなどの魚介類をオリーブ油であっさりと調理するので日本人の舌にもぴったり。食材も豊富でトマトは世界第2位の輸出量を誇り、ジャガイモ、大麦、小麦、インゲン、ホワイトアスパラなどの農産物のほか、オレンジやレモンの柑橘類も豊富に揃い、とても美味しいとのこと。珍しいところでは松茸も日本に輸出されているそうです。もちろん大西洋に面しているので、新鮮な魚介類には事欠きません。

代表的な料理は魚、肉、野菜などを土鍋で蒸して作ったタジン、ひよこ豆をスパイシーに煮込んだハリラスープ、世界最小のパスタと言われるクスクスなど。スイーツもとても美味しくて、アーモンドペーストを厚めの皮に包んで焼いた鹿の角のような形をしたカブ・ガゼルや小麦粉で作った生地を揚げ、蜂蜜に漬けたシバキアというお菓子がおすすめだそうです。

ミントティーのデモンストレーションと試飲も

緑茶とフレッシュミントにたっぷりの砂糖、そこに熱湯を注いで作るのがミントティーです。川谷さんに実際に淹れていただきました。まず、①中国の緑茶、ガンパウダーをティースプーンで3~4杯、バラードと呼ばれるティーポットに入れ、茶葉を洗い湯を捨てます。次に②砂糖をスープスプーンで8杯とフレッシュミントを3つかみほど入れ、熱湯を注ぎしばらく蒸らす。次に③グラスに注いではポットに戻す作業を3~4回繰り返した後、味見をする。そして最後に、④なるべく高い位置からカスと呼ばれるデコラティブなグラスに注ぎ入れますが、この時グラスに泡(ターバン)が表面に立つようにするのがおいしいミントティーの淹れ方だそうです。この後、ミントの香りが会場いっぱいに広がる中、川谷さんに淹れていただいたミントティーをお客様にも味わっていただきました。
 
実際にモロッコ式ミントティーを作っていただきました。ティースプーン8杯!の砂糖もミソです
モロッコの旅担当者の齋藤もミントティー注ぎに挑戦。うまく「ターバン」ができているかな?
おいしいミントティーを淹れていただいた、川谷眞佐枝さんが、お茶に合うスコーンや四季のお菓子の作り方、おいしい紅茶の淹れ方など、肩肘張らず気軽に楽しむティーパーティーのポイントを紹介している『もっと気軽にティーパーティー』の詳細はこちら(Amazon)