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松崎社員の添乗で旅をすると、どんな旅になるのだろう。気張らない、飾らない、自然体の添乗スタイルで、お客様にとっては居心地のよい空間と時間を演出してくれるにちがいない、そんな雰囲気を感じさせる添乗員である。
オーストラリアで4年間、現地の旅行会社に勤務。その後、ワールド航空の入社試験を受けるも、残念ながら不合格。だが、ここで諦めないのが松崎社員らしい
ところ。すぐさま専務の松本に、もう一度チャレンジさせてほしいと懇願の手紙を送った。筆記試験は惨憺たる結果だったが、冒頭のような彼の雰囲気と、転ん
でも諦めない気質が通じたのだろう。念願のワールド航空入社を果たした
今や若い営業社員を指導する管理職の立場でもあるが、そんな彼が忘れられない、そして添乗の際、今も心がけている2つの言葉がある。
ひとつは、初添乗のときにあるお客様から言われたひと言。添乗員はツアーの責任者であり、会社の代表者でもある。何か問題があったときこそ、その問題か
ら、そしてお客様から逃げてはいけない。正対してきちんと対応しなさい、ということだった。人間何か問題が起きると、ついついその場しのぎをしたくなる
が、添乗員がそれをしていたのでは、その後のツアー運営がぼろぼろになってしまう。それではツアーのリーダーであり、旅を演出するプロの添乗員の仕事とは
いえない、と諭されたわけだ。「まだまだ道半ばですが……」と断りながらも、なんとかその言葉に恥じない添乗員に一歩でも近づこう、と努力している。
もうひとつは、故菊間会長の教えである。映画やドラマをつくるように、旅を通してお客様に感動していただけるような物語をつくるのが添乗員の仕事、という
言葉である。読書するだけでは、本当のところはわからないその国の歴史や文化の輝き、あるいは匂いといったものを、短い旅を通してどのようにお客様に伝え
ていくか。無論、すべてのことができるわけではない。しかし、ワールド航空で行くといつもプラスαがあるよ、と喜ばれるような、そんな添乗員になりたい。
そう話す松崎社員の笑顔はさわやかだ。ますます彼の添乗で旅がしたくなった。
Q.趣味は?
A.小さい頃から野球少年で、地元横浜の草野球チームに所属しているが、最近は仕事が忙しくてトンと。ドライブが好きで最近長野へ行ったそうだ。ひとりで?とは聞きませんでした。ちなみに独身です。
Q.若い添乗員にはどのようなアドバイスを?
A.
もっと自分の地を出すように、と言っている。地を出したほうが人間味のある添乗ができるのではないか、と思う。答えはお客様の反応が教えてくれる。それが
行き過ぎているのであれば、改めればいい。お客様から学び自分を磨くことが大事。もちろん、「自分にとっても大きな課題なのですが……」。
【帰国レポート】
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