 |
見た目はシャイで地味なタイプだが、芯の強い人がいる。古川社員はまさにこのタイプだ。大学生になって、思い立って四国の八十八カ所巡りにチャレンジ。1年から3年次まで毎年夏休みになると3週間ほどかけて、霊場八十八カ所、全行程1300キロにも及ぶお遍路を見事ひとりで歩き抜いた。最初は興味本位で始めたことだが、彼の性分がそうさせるのか、やり始めるとやめられなくなった。「もう最後の年は意地でした」とはにかむように答えてくれた。
それまで海外はおろか国内旅行さえもしたことがなかったが、このお遍路がひとつのきっかけとなって、見知らぬ土地の風景や歴史文化にふれる旅のおもしろさに気づき始めた。大学では観光学を学び、旅行会社への就職をはっきりと意識した頃、おもしろい旅行会社があることを知った。すべての社員が添乗員でありながら、旅の企画も営業もできるという。何より、大手ではほとんどやらない国や知らない地域のツアーを取り扱っているところが気に入った。念願叶ってワールド航空に入社。現在は中国、アジア方面を担当し、添乗に営業にと日々飛び回っている。
古川社員の添乗スタイルは、あくまで主役はお客様であって自分は裏方に徹するというもの。「添乗はまだまだです」とは言うものの、人知れず努力は怠らない。彼のがんばりが実ったのが、敦煌の旅に添乗したときのこと。莫高窟や鳴砂山の観光に加え、漢詩に詠われた有名な陽関や玉門漢へと足を延ばしたが、このときは、お客様に漢詩を書いたコピーをお配りして、史跡を巡りながらお客様とともに漢詩の意味を味わった。もともと漢詩には興味があり、お客様の反応も「なかなか、渋いわね」と上々だった。
以前は余裕がなく添乗するだけで精いっぱいだったが、添乗で体験的に学んだこと、お客様や先輩社員のアドバイスをしっかりと受け止め、次の添乗に生かすように心がけた結果でもある。その成果は着実に実を結びつつある。古川社員の更なる成長に期待したい。当面の目標は中国全省制覇。残るは3、4省だが、あまりツアーがないところなので、営業をがんばらなければ達成できませんね、と結んでくれた。
Q.趣味は
バイクでのツーリングです。この間も三浦半島の三崎へ行ってきました。もとは三重県鳥羽市の出身で、子どもの頃から海と山が遊び場でした。青い海と空を見ていると爽快な気分になります。まぐろ丼もおいしかったです。
それと、今後とも漢詩を勉強していこうと考えています。仕事ということではなく、漢詩の世界を知ると、昔の中国の町や村、人々の様子がどんなふうだったのか、いろいろと想像が膨らみなかなかおもしろいですよ。
【帰国レポート】
* 2009年2月22日発 貴州万峰林も訪ねる 元陽の棚田と春色の羅平の旅
添乗員一覧に戻る
 |
| Copyright2003 World Air-Sea Service
Co., Ltd. All rights reserved. |
|